過去の大会について

第1回世界女性シェルター会議は、カナダ女性シェルターネットワーク主催で2008年9月8日〜11日にカナダのエドモントンで行われ、51カ国の800名を超えるシェルター関係者が参加しました。地域・国・そして国際レベルでのネットワークを設立すること、素晴らしい実践を記録すること、国際的なシェルターに関する統計データを集めること、実践者による国際的なコミュニティを作ること、メディアや一般市民の関心を高めることが誓われました。

2009年には、17カ国23名創立メンバーによって世界女性シェルターネットワーク(GNWS)設立のための決意書が署名されました。GNWSは「女性とその子どもが暴力に遭わずに暮らすことができる平等な社会」をビジョンとし、目的を「女性とその子どもに対する暴力を根絶するために世界の女性シェルター運動をつなぐこと」と定めました。GNWSの活動は、 毎年役員会議を開催すること、毎年「グローバル・シェルター・データ・カウント」を運営すること、WCWSを開催し続けること、地域別ネットワークを形成することです。

当時のGNWS役員との協力で、ドメスティックバイオレンス根絶全米ネットワーク(The US National Network for Ending Domestic Violence)が第2回世界女性シェルター会議を、2012年2月27日〜3月1日にワシントンDC.で行いました。この大会には96カ国から約1,500名が参加しました。 元アメリカ大統領であるビル・クリントン氏やデンマークのメアリー皇太子妃などが講演者として招かれました。

世界女性シェルター会議の成果の一つとして、地域別の組織化を強化したという点があります。UNによる地理的区分から1人ずつ当時のGNWS役員を迎え、世界女性シェルター会議では地域別ミーティングも行われました。地域別ミーティングでは、アジア地域の代表者が50名参加し、アジア女性シェルターネットワークが誕生しました。

第3回世界女性シェルター会議 (3WCWS) は2015年11月3日〜6日にオランダ・ハーグで行われました。115カ国から1,000人がこの会議に参加しました。講演者には、オランダ王妃マクシマ陛下やデンマークのメアリー皇太子妃、ハリウッド女優のアシュレイ・ジャッドなどが招かれました。こうした著名人はもちろんのこと、この大会では多くのドメスティック・バイオレンスのサバイバーが参加し、力強く大きな影響力を持ってそれぞれの経験を語りました。

この大会のテーマは「つながり、行動する」でした。成果物としては、すべての地域からのインプットを受けて、「行動喚起(Call for Action)」が出来上がりました。この大会でオランダは、女性に対する暴力を根絶する運動とシェルターサービスの提供における先駆的立場を確実なものとしました。この大会の結果、GNWSはハーグに常設事務局を設置することとなりました。